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近藤 昌也; 安濃田 良成
日本機械学会論文集,B, 68(665), p.86 - 93, 2002/01
クロスフローによって振動する弾性片端支持円柱の流力振動現象を評価するために、円柱近傍の流速変動を円柱内に組み込んだ電磁流速計を用いて測定した。そして、その流速変動の位相とインライン方向変位の位相とを評価した。その結果、インライン振動に対する、交互渦の作用のタイミングが、流速条件によって異なることを流速変動の測定値から示した。また、第1励振域,安定域,第2励振域において、インライン振動の卓越周波数で、円柱と流れとの間にエネルギーの授受が行われていることを確認した。そして、そのエネルギー授受を示す位相の関係は、渦の種類ないしは交互渦の作用のタイミングによって変化しないことを示した。さらに、インライン方向1次元の1質点系モデルを用いて、円柱近傍の流速変動が、円柱のインライン方向変位と交互渦による流体力に対して、2つの位相を使って整理できることを示した。
近藤 昌也; 久木田 豊
JAERI-Research 96-037, 84 Pages, 1996/07
水平配管における気液二相流の流動様式遷移のうち、工学上特に重要とされる波状流からスラグ流への流動様式遷移に大きな影響を与える界面波の成長過程についてウェーブレット解析を行った。特に実験で観察された、界面波が突発的に急減衰及び急成長する現象に注目した。解析の結果、MorletのウェーブレットとGarbor関数が界面波の解析に十分な時間分解能及び周波数分解能を有していること、成長過程においても界面波を構成する周波数成分が各々固有の伝播速度で伝播していること、その伝播速度は深水波の位相速度の理論値とほぼ一致すること、界面波の急減衰及び急成長はこれら周波数成分の位相のずれや一致によって生じることを明らかにした。